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最近読んだ本&マンガ『君たちはどう生きるか』吉野源三郎著他

すっかりローガンが進んでしまい、なかなか本が読めなくなってしまいました(^_^;) 感想は徐々に書き足したいと思います。
後衛の位置から―『現代政治の思想と行動』追補ー』丸山真男著・・・1982年発行の本ですが”憲法第九条をめぐる若干の考察”は今読んでも本当に大切なことがたくさん書かれています。
面白かったのは長谷川如是閑さんの「戦争絶滅請合法案」を紹介しているところです。
これはデンマークの陸軍大佐フリッツ・ホルンという人が冗談に作った法案ということになっています。「各国政府は、宣戦布告後または戦争開始後の十時間以内に次の処置を取る」として「左の各項に該当するものは最前線において実践に従事させる」という順序が書いてあります。まず第一に国家の元首、ただし男子にかぎる。次に元首の男子親族。次に総理大臣、各国務大臣、次に次官、それから国会議員、ただし戦争に反対投票した議員は除かれます。それから宗教家で戦争を煽ったもの、こういう順序で戦争開始後十時間以内に、第一線に送り出す。こういう法案が通れば戦争を絶滅することは請合いというわけです。この冗談な「法案」のなかに含められた真実...戦争が誰によっておこされ、しかも被害を受けるのは誰であるかということについての、むごい真実を何ぴとも否定できないでしょう。
でも残念ながら現実は自分たちの首を絞めるような法案が立案されることはありませんね。

君たちはどう生きるか』吉野源三郎著…宮﨑駿さんがアニメ化するというので、どんな本なのかと思い、涌谷図書室にダメもとでリクエストしたらなんと入ったとのことで借りてきました。が、まだ途中。他の図書館から来ているので2週間しか借りれません。読み終えれるかどうか...
読了しました!お父さんを亡くした少年コペル君とお母さんの弟である叔父さんとの物語です。以前読んだ『おじさんの哲学』永江朗 (著)や『僕のおじさん』中沢新一(著)のように斜めの関係性の「おじさん」がいてくれることが何よりいいなと思いました。
最後の丸山真男の回想がまた良かった。

「日米指揮権密約」の研究』末浪 靖司著…自衛隊はすでに何年も前からアメリカにまで出かけていって、戦争をする訓練を米軍と一体となって行っている。憲法九条を国是とする日本でどうして、そんなことが許されるのか。その本当の理由は「戦争になったら自衛隊は米軍の指揮下に入る」という日米の秘密の取り決め、いわゆる「指揮権密約」にある。この密約はいかにして結ばれたのか? 密約を実行するために日米政府は何をしてきたのか? 戦後日米関係の“真実"に迫る
…今から60年以上も前にアメリカと日本の政府が結んだ「指揮権密約」は今も生きています。軍事行動においては統一指揮が原則であり、その指揮権は国と国との力関係で優位な国が握ります。今「共同」や「合同」と言われている訓練も日本防衛のものではなく、海外で米軍を支援して戦争をするための訓練になっています。この「指揮権密約」を破棄することはできないのでしょうか?やはり日本は敗戦国なのだから仕方がないということなのでしょうか?
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いかもの喰い山田仁史 (著)亜紀書房・・・気鋭の「宗教民族学者」が、世界数多の事例や研究史を渉猟し、人類3大悪食“犬喰い" “土喰い" “人喰い" に肉薄する。タブー・儀礼・薬効―私たち人間が築き上げた驚くべき食文化のかたち人間のおもしろさ、おかしさ、奥深さが凝縮された食と信仰の関係を追求する!
【いかもの-ぐい】普通は人が食べないようなものをわざと、または好んで食べること。また、その人。あくものぐい。悪食(あくじき)。 ―大辞林
本当に世界にはいろんな風習や習慣があるのだとびっくりさせられました。「土を喰う」で思い出したのは飼っている犬や猫がけっこう食べていること。必要な栄養素(?)ミネラル(?)を自然と補給しているのでしょうか。まさか人間も食べていたとは...

『いのちの車窓から』星野 源 (著 )KADOKAWA…星野源が、雑誌『ダ・ヴィンチ』で2014年12月号より連載をスタートした、エッセイ「いのちの車窓から」に、書き下ろしを加えて単行本化。ドラマ「逃げ恥」、「真田丸」、大ヒット曲「恋」に2度目の「紅白」出演と、怒涛の駆け上がりを見せた2年間の想い、経験、成長のすべてがここに。星野源の面白さと、哲学と、精確さのすべてを注ぎ込んだ、誠意あふれるエッセイ集。
…星野源さんはYouTubeで他の人の曲をメドレーで聴いていると何故かいつも途中から入ってくるというイメージ(笑)それもそのはず、細野さんなどと繋がりもあったのですね。病気のことはまったく知りませんでしたが、一度死の淵まで行ったからこそのアーティストなのだと納得しました。
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by kitsunekopan | 2017-12-11 20:13 | 最近読んだ本&マンガ | Comments(0)
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