カテゴリ:最近読んだ本&マンガ( 37 )

最近読んだ本&マンガ&観たDVD

いろいろな方に借りている本など。『怯えの時代』だけは図書館より。
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くいしんぼう松浦 弥太郎 (著)/マガジンハウス
美味しいものにはストーリーがある。町歩きの達人、松浦弥太郎が、長年愛してきた逸品。男の手土産、男のおやつ。東京の名店とっておき51軒。伊藤まさこさんが美味しくスタイリング。完全店データ付き!
松浦さんは「暮しの手帖」前編集長。
桐島カレンさんと一緒にパーソナリティーをやっているラジオ「かれんスタイル」での話しぶりから、そうとう食べ物好きでお料理もされるイメージです。どれもこれも美味しそう!!

動物のお医者さん』佐々木 倫子 (著)/白泉社
約30年前の(!)懐かしいマンガです。菜の花村店長様より全12巻借りてしまいました。主人公の飼い犬であるシベリアン・ハスキーの“チョビ”はシベリアン・ハスキーブームを巻き起こし、同時にH大のモデルである北海道大学獣医学部の志望者数が跳ね上がるなど、社会現象も巻き起こしたそうです。(ウィキ情報)
この坦々とした、のほほんとした世界観が大好きでした。夜、幸せな気持ちで入眠できます(笑)

怯えの時代』内山節(著)/新潮社
「不安」どころではない未曾有の時代は、なぜ到来したのか?私たちは、吸い込まれるように「先の見えない時代」へと移行している。かつて、これほどまでに人間が無力な時代はない。問題の所在はわかっていても、「現代」を支えるシステムが複雑かつ巨大過ぎて、解決手段をもてなくなってしまった。いつから、どのようにして、私たちは「明るい未来」をなくしてしまったのか。気鋭の哲学者が「崩れゆく時代」を看破する。
この本が書かれたのが2009年、震災前なのに本当に今現実となっている状況を的確に予言していたと思います。その頃はあまり感じていませんでしたが予兆はすでにあったということなんですね。
第4章の「冷たいお金」「温かいお金」の話ではなぜこれだけ注意喚起してもオレオレ詐欺が無くならないのか?では、「私達がお金を使うことに喜びや楽しさを感じることがあるとすれば、それは「温かいお金」を使った時である。お金以上の価値が付与されている時である。」の言葉に納得。人間はどんなに年を取っても誰かの役に立ちたいし、誰かを助けたいんですよね。。。
今でも山梨などで続いている「無尽」の話も面白い。そう言えば山梨は都道府県別 健康寿命ランキングで男性1位だそうで、これは無尽が関係しているとか。

森の食卓 たいまぐらのおやつ』安倍智穂(著)/まちの編集室
岩手県宮古市(旧川井村)、早池峰山麓のふもとにある「タイマグラ」。アイヌ語で「森の奥へ続く道」という意味のようです。家族とともにここへ移り住んだ染織家・安部智穂さんのとっておきのおやつレシピ帖です。パートのMさんから貸してもらいました。この中の「豆しとぎ」を作ってみたとのこと。ちょうど岩手に行った時、お土産で本場の「豆すっとぎ」を買ってきてくれました(^^) 地元山形にも「白もち」があります。粢(しとぎ)は古くから神前のお供えものとして欠かせない存在でしたが、現在では東北地方と九州にしか残っていないとか。

大草原の小さな家 シーズン5』販売元: ジェネオン・ユニバーサル
19世紀末の西部開拓時代のアメリカ・ミネソタに住む、インガルス一家の日々を描いたファミリードラマ。頼もしい父親チャールズを中心に、心優しい母親、大人びた長女メアリー、お転婆な次女ローラに、ふたりのライバルであるお嬢様のネリーや、学校の先生、町の人々などがからみ、心温まるエピソードが綴られていく。
facebookでお友達のAさんよりお借りしています。1974年からアメリカのTVドラマとしてシーズン9まであるようです。このシーズン5にはディスクが8枚も入っており、まだまだ途中です。最初の故郷を出て街で暮らすあたりは何とも居たたまれない気持ちでしたが、またウォルナットグローブに戻って来きてからはどんどん面白くなり、一話一話に含蓄があり、新聞の話や黒人、ユダヤ人に対する差別の問題など考えさせられます。私はリアルタイムで見たのはほんの少しだったので、こんなドラマを毎週見て育ったら違っていたかも、なんて思ったりして(^^)

さざなみのよる』木皿泉(著)/河出書房新社
小国ナスミ、享年43。その死は湖に落ちた雫の波紋のように家族や友人、知人へと広がり――命のまばゆさを描く感動と祝福の物語!
こちらも菜の花村店長様よりお借りしました。今回も最高でした。どんな人にもそれぞれにドラマがあり、それは自分も身近な人も同じこと。いろいろと思いを巡らせています。

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by kitsunekopan | 2018-05-19 16:00 | 最近読んだ本&マンガ | Comments(0)

最近読んだ本…「声の網」星新一(著 )など

先日、ラジオでAIスピーカーの話題がありました。AIスピーカーは調べ物やニュース、音楽、動画再生、家電の操作、はたまたちょっとした雑談(!?)までスマートフォンなしに音声対話でできるというもので、家庭のテーブルなどに置いて使うようです。
(重)が「これ、情報を得るだけじゃなくて、家の中の情報を盗聴されてたりして。。。昔読んだ星新一の本にそんなのがあった」とのこと。へ~なんていう本?と聞くと「確か『声の網』だったかな」と。。。網!?まさしくネットじゃないですか!!!(笑)というわけで早速図書館から借りてきてもらいました。

声の網』星 新一 (著)/角川書店
内容紹介より・・・電話に聞けば、完璧な商品説明にセールストーク、お金の払い込みに秘密の相談、ジュークボックスに診療サービス、なんでもできる。便利な便利な電話網。ある日、メロン・マンション一階の民芸品店に電話があった。「お知らせする。まもなく、そちらの店に強盗が入る…」そしてそのとおりに、強盗は訪れた!12の物語で明かされる電話の秘密とは。
ちょうど私の生まれた頃、1970年に刊行されたというこの本。電話で何でもできるという世界をすでに描いていています。株の売買から健康相談、音楽を聞いたり、悩み相談をしたり、すべて決済も電話で済ませ、友人の誕生日が近くなればお祝いメッセージを送るようにとアドバイスまで来るのはまさしく今facebookから来ているお知らせを思わせます。
まだ「検索」なんて言葉すら一般的でなかったこの頃にコンピューターが大量の情報を一瞬で分類、検討し、判断し、さらに調査を進めで個人を特定したり、危険因子を取り除くように操作する。人工知能AIがどんどん発達する先に何が起こり得るのかが結末ですが、それは一見ユートピアのようでありディストピアでもあるように思われます。
解説で各務 三郎さんが、未来を描いた本でジョージ・オーウェルの『1984』が悲観派としたら、この本は楽観派だと書いていましたが、現代はこの両方が同時に起きているのかもしれません。
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お布団はタイムマシーン』木皿泉(著)/双葉社
夫婦脚本家のささやかな日常。そこから、奇跡のような物語は生まれる。はっと胸を衝く、気づきに満ちたエッセイ集。
いつもの菜の花村店長さんよりお借りしました。地元紙・神戸新聞や、日経新聞に連載していたエッセイです。日々の慌ただしく忙しない生活の中で見逃してしまった些細な出来事や、無いことにしてしまってたひっかかりに目を向けさせてくれる、じんわりとした温かい文章。面白くて切なくて、何かにはっと気付かされること間違いなし!!

雑談藝』いとう せいこう (著), みうら じゅん (著)/ 文藝春秋
仏像を訪ねる『見仏記』シリーズ、武道館公演や映画化もされた大人気トークイベント『ザ・スライドショー』、展覧会の「仏像大使」活動などでおなじみのいとうせいこう&みうらじゅん。旅に出るときの新幹線の車中でもずーっとしゃべりっぱなしの仲良し名コンビが、2016年1月から2017年5月まで放送していたラジオ番組「いとうせいこう×みうらじゅん ザツダン!」(文化放送)の中から、とくに面白かった雑談を選り抜いて書籍化。
とにかくよく話す!そして話のスライドが凄まじい!!(笑)私も雑談藝を見習いたいものです。

下の段三冊は涌谷に新しくできた図書館「ワクワク来ぶらりぃ」で借りてきたもの。

名犬チロリ』大木 トオル (著)/岩崎書店
ゴミ箱に子犬たちといっしょに捨てられていたチロリ。たくさんいじめられてきたけれど、やさしい笑顔とふかい思いやりで弱った人の心と体をなおす、セラピードッグとして活躍!チロリと出会った人はみんな、チロリのそのやさしさから生きる勇気をもらいました。―ゴミ箱で拾われて、人の弱った心と体をなおすセラピードッグとして活躍するまでになったチロリの物語です。
子供のコーナーで何となくおっさん犬に似ているような気がして目が合ってしまった本。案の定泣けて泣けて、翌日目が腫れ上がったのは言うまでもありません(^_^メ)

バッタを倒しにアフリカへ』前野 ウルド 浩太郎 (著)/光文社新書
バッタ被害を食い止めるため、バッタ博士は単身、モーリタニアへと旅立った。それが、修羅への道とも知らずに……。『孤独なバッタが群れるとき』の著者が贈る、カラー写真満載の科学冒険(就職)ノンフィクション!
以前、ラジオSession22にゲストで出ていた時のお話が面白かったので借りてみました。軽快な文章で面白い!まだ途中です。

日本再興戦略』落合陽一(著)/幻冬舎
「日本再興戦略」とは、改革や革命ではなく、アップデートです。必要なことは、「過去において日本は何が機能したのか、何が時代と合わなくなったのか」を検証すること。本書がポジションを取って未来を作る皆さんの一助となることを祈っています。(著者より)
まさかこんな本が涌谷の図書室に置いてあるとは!!思わず借りてしまいましたがまだ全然読んでいません。



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by kitsunekopan | 2018-04-25 21:42 | 最近読んだ本&マンガ | Comments(0)

最近読んだ本&マンガ「オリバー・ストーン オン プーチン」など

いよいよこの春から涌谷町にも司書さんのいる図書室ができます。とっても楽しみ!!パートの皆川さんとも新聞は地方紙だけでなく東京新聞、そしてビックイシューを定期購入して欲しいと話していたところです(^^)
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蜜蜂と遠雷』は工房もくきちのうえやまさんが送ってくれました。これは昨年、図書室からも借りて読んでいました。恩田さんは仙台出身なのでこの作品で描かれた世界観を再現するコンサート『芸術銀河スペシャルコンサート「ピアニストと国際音楽コンクール」』が開催されたそうです。 どんな感じだったのでしょうね~音楽の知識のない私でもこの小説は感動しました。

オリバー・ストーン オン プーチン』Oliver Stone (原著), オリバー ストーン (著), 土方 奈美 (翻訳)/文藝春秋 
映画『スノーデン』を撮り終ったオリバー・ストーンは、スノーデンが亡命したロシアに密かに渡り、プーチン大統領のインタビュードキュメンタリーを撮り始める。クレムリンの大講堂で、アイスホッケー場で、ソチの避暑地で。チェチェンの独立運動を潰し、ウクライナからクリミアを強引に併合、政権に楯突くものは次々に不可解な死を遂げる。西側の報道によるそうしたイメージは、ストーンのインタビューによって揺らぎ始める。なぜ、ロシアは米国に対抗するほぼ唯一の国たりえたのか?話題のドキュメンタリーを完全書籍化!
いや~これは面白かった。読んでいてまるで映画を見ているような感じでした。文化・芸術・歴史...その幅広い知識、そして皮肉とユーモアの混じった率直な受け答えはロシア特有のものなのか。

凪のお暇』コナリミサト/秋田書店 ラジオすっぴんで紹介されていてツタヤから借りていました。最初、絵についていけるかどうかと思いましたが、内容が今の時代あるあるで思いがけず社会派です。ちょうど荻上チキさんのSession22でも紹介されていました。

漫画 君たちはどう生きるか吉野源三郎 (著), 羽賀翔一 (イラスト)/マガジンハウス
以前、文庫は読みましたが、友人が漫画版を貸してくれました。これなら子どもも読みやすいかもしれませんね。

リバーズ・エッジ オリジナル復刻版』岡崎 京子 (著)/宝島社 
菜の花村店長様よりお借りしました。これもラジオすっぴんで紹介されていました。
本書は、93年から94年にかけて雑誌「CUTiE」で連載され、94年6 月に単行本化されたものの愛蔵版である。発表当時から多くの若者の心をとらえ、何年経ってもその評価が揺らぐことはなく、新たな読者を獲得し続けている。もちろん「若者」であっても、共感できる人もいれば、できない人もいるはずだ。 だがはっきりと言えるのは、本書が「読み物」としての興奮を存分に読者に与えてくれるものだということ。痛ましく、凄まじいこの物語に、きっちりと「おとしまえ」をつけて描き上げることのできる著者の圧倒的な力量には、誰もが魅せられるはずだ。
雑誌「CUTiE」初期の頃読んでいたような記憶がありますが、岡崎京子はあまりにも都会的で過激で読んでいなかったかも。今度映画になったようです。

キッシュトーストとオープンサンド』みなくちなほこ/日東書院本社食
パンにくぼみをつけてキッシュにするアイディアはいいですね~今度ネタに使わせてもらおう(^^)

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by kitsunekopan | 2018-03-24 20:57 | 最近読んだ本&マンガ | Comments(0)

最近読んだ本『マイナス50℃の世界』米原万里、映画『1984』

『マイナス50℃の世界』米原万里著/角川学芸出版 。北極より寒いヤクート自治共和国(現サハ共和国)の12月の平均気温はマイナス50℃。東部のオイミャコン地区ではマイナス71℃を記録したことがあるとか!何もかもがびっくりの内容でした。米原万里さん、もっと長く生きて欲しかった(泣)
内容紹介…トイレには屋根がなく、窓は三重窓。冬には、気温が-50℃まで下がるので、釣った魚は10秒でコチコチに凍ってしまう―。世界でもっとも寒い土地であるシベリア。厳しい自然条件に見事に適応しながらたくましく生活するヤクートの人々。ロシア語同時通訳としてシベリア取材に同行した著者が、現地でのオドロキの日常生活をレポート。米原万里の幻の処女作。
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ビニール、プラスチック、ナイロンなどの石油製品は一瞬のうちにコチコチに固くなり、ヒビが入ってちぎれ、コナゴナに崩れてしまうのでマイナス40℃以下の世界では通用しません。なので現地の人は人口繊維のものを一切着ません。純毛、純綿、頭のてっぺんから爪先まで天然の製品だそうです。米原さん達取材班は出発前にカメラや防寒着が酷寒の中で耐えられるかどうか、魚用の冷凍庫でテストしたそうです。
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「ヤクート人は喧嘩をする時、ロシア語でやるんです」ヤクート語には罵りの言葉や悪たれがほとんど無いそうです。狩猟民族ですがとてもおとなしいのはヤクート族が南方起源だからだそうで、かつて楽園のような南国に住んでいたヤクート族は周囲の攻撃で戦闘的な民族に追われて北上し、ついにこの極寒の地にたどり着いて定住しようです。「ヤクート」すなわち「さいはてのさらにはて」と呼ばれるこの永久凍土からは、もう誰も追い立てるものはいなかったのでしょう。弱くておとなしい小民族のしたたかさとたくましさに目を見張る思いをしたと万里さんは書いていました。そして寒くないと「ガマンできない」と!!モスクワやレニングラードのマイナス30度よりヤクーツクのマイナス55度のほうがしのぎやすい、「あちらの空気は湿気が多く、風が吹くから寒さが骨身にしみるんです。」と!!確かに湿気寒いのは私もまいってしまいます。ヤクートはコーカサスに次ぐロシア第二の長寿国だとか!!
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週末は以前も書いたジョージ・オーウェルの小説「1984年」の映画リメイク版を借りてきて観ました。この後、NHKスペシャル「新・映像の世紀」の第三回「時代は独裁者を求めた」を見ると、1984で描いたディストピアが本当に身に迫る恐怖感を持って感じられました。民衆(国民)は常に熱狂によって間違い、簡単に操作されるのだとまざまざと思い知らされます。NHKスペシャル「新・映像の世紀」はYouTubeにも上がっていますので興味のあるは観てみて下さい!
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by kitsunekopan | 2018-01-28 20:40 | 最近読んだ本&マンガ | Comments(0)

最近読んだ本&マンガ『君たちはどう生きるか』吉野源三郎著他

すっかりローガンが進んでしまい、なかなか本が読めなくなってしまいました(^_^;) 感想は徐々に書き足したいと思います。
後衛の位置から―『現代政治の思想と行動』追補ー』丸山真男著・・・1982年発行の本ですが”憲法第九条をめぐる若干の考察”は今読んでも本当に大切なことがたくさん書かれています。
面白かったのは長谷川如是閑さんの「戦争絶滅請合法案」を紹介しているところです。
これはデンマークの陸軍大佐フリッツ・ホルンという人が冗談に作った法案ということになっています。「各国政府は、宣戦布告後または戦争開始後の十時間以内に次の処置を取る」として「左の各項に該当するものは最前線において実践に従事させる」という順序が書いてあります。まず第一に国家の元首、ただし男子にかぎる。次に元首の男子親族。次に総理大臣、各国務大臣、次に次官、それから国会議員、ただし戦争に反対投票した議員は除かれます。それから宗教家で戦争を煽ったもの、こういう順序で戦争開始後十時間以内に、第一線に送り出す。こういう法案が通れば戦争を絶滅することは請合いというわけです。この冗談な「法案」のなかに含められた真実...戦争が誰によっておこされ、しかも被害を受けるのは誰であるかということについての、むごい真実を何ぴとも否定できないでしょう。
でも残念ながら現実は自分たちの首を絞めるような法案が立案されることはありませんね。

君たちはどう生きるか』吉野源三郎著…宮﨑駿さんがアニメ化するというので、どんな本なのかと思い、涌谷図書室にダメもとでリクエストしたらなんと入ったとのことで借りてきました。が、まだ途中。他の図書館から来ているので2週間しか借りれません。読み終えれるかどうか...
読了しました!お父さんを亡くした少年コペル君とお母さんの弟である叔父さんとの物語です。以前読んだ『おじさんの哲学』永江朗 (著)や『僕のおじさん』中沢新一(著)のように斜めの関係性の「おじさん」がいてくれることが何よりいいなと思いました。
最後の丸山真男の回想がまた良かった。

「日米指揮権密約」の研究』末浪 靖司著…自衛隊はすでに何年も前からアメリカにまで出かけていって、戦争をする訓練を米軍と一体となって行っている。憲法九条を国是とする日本でどうして、そんなことが許されるのか。その本当の理由は「戦争になったら自衛隊は米軍の指揮下に入る」という日米の秘密の取り決め、いわゆる「指揮権密約」にある。この密約はいかにして結ばれたのか? 密約を実行するために日米政府は何をしてきたのか? 戦後日米関係の“真実"に迫る
…今から60年以上も前にアメリカと日本の政府が結んだ「指揮権密約」は今も生きています。軍事行動においては統一指揮が原則であり、その指揮権は国と国との力関係で優位な国が握ります。今「共同」や「合同」と言われている訓練も日本防衛のものではなく、海外で米軍を支援して戦争をするための訓練になっています。この「指揮権密約」を破棄することはできないのでしょうか?やはり日本は敗戦国なのだから仕方がないということなのでしょうか?
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いかもの喰い山田仁史 (著)亜紀書房・・・気鋭の「宗教民族学者」が、世界数多の事例や研究史を渉猟し、人類3大悪食“犬喰い" “土喰い" “人喰い" に肉薄する。タブー・儀礼・薬効―私たち人間が築き上げた驚くべき食文化のかたち人間のおもしろさ、おかしさ、奥深さが凝縮された食と信仰の関係を追求する!
【いかもの-ぐい】普通は人が食べないようなものをわざと、または好んで食べること。また、その人。あくものぐい。悪食(あくじき)。 ―大辞林
本当に世界にはいろんな風習や習慣があるのだとびっくりさせられました。「土を喰う」で思い出したのは飼っている犬や猫がけっこう食べていること。必要な栄養素(?)ミネラル(?)を自然と補給しているのでしょうか。まさか人間も食べていたとは...

『いのちの車窓から』星野 源 (著 )KADOKAWA…星野源が、雑誌『ダ・ヴィンチ』で2014年12月号より連載をスタートした、エッセイ「いのちの車窓から」に、書き下ろしを加えて単行本化。ドラマ「逃げ恥」、「真田丸」、大ヒット曲「恋」に2度目の「紅白」出演と、怒涛の駆け上がりを見せた2年間の想い、経験、成長のすべてがここに。星野源の面白さと、哲学と、精確さのすべてを注ぎ込んだ、誠意あふれるエッセイ集。
…星野源さんはYouTubeで他の人の曲をメドレーで聴いていると何故かいつも途中から入ってくるというイメージ(笑)それもそのはず、細野さんなどと繋がりもあったのですね。病気のことはまったく知りませんでしたが、一度死の淵まで行ったからこそのアーティストなのだと納得しました。
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by kitsunekopan | 2017-12-11 20:13 | 最近読んだ本&マンガ | Comments(0)

最近読んだ本&マンガ 『21世紀の民俗学』他

フィンランドでは図書館で本が借りられれば、作家に1冊15円の印税が入り、作家活動にも平均で一人あたり年間7000ユーロの補助金が出されるのだとか。また中国だったか、韓国だったかでは書店に無料の本があり、それは読んだ後に近くの図書館に返却(?)すれば良いのだとか。。。う~ん、そんな仕組みが日本にもあるといいですね。
さて、美里町図書館から(重)が借りてきた本...『21世紀の民俗学』畑中 章宏 (著) 内容紹介より・・・テクノロジーや流行と神仏・祭り・習俗が絡みあう、現代日本のリアルとは? 自撮り棒、事故物件、宇宙葬、ホメオパシー、アニメ聖地巡礼、無音盆踊り、河童の選挙権……? 
柳田国男や宮本常一以来、不安定で流動的な現象の中にこそ日本人の変わらぬ本質を見出してきた民俗学が、新時代に切り込む。
無音盆踊りはチラッとは聞いたことがありましたがよく知りませんでした。踊り手がFMラジオのイヤホンを着け、FM電波で発信される曲を聞きながら踊るのだそうで見物人は静寂の中ただ黙々と踊る人々を見ることになるのだとか。。。「イヤホン盆踊り」「サイレント盆踊り」とも呼ばれるこの風習(?)が始まった所以のひとつに盆踊りのお囃子やお祭りのざわめきを「騒音」だと捉える人々の出現があるようです。この流れは果たして広まるのか、ここだけの局所的な事象となるのか今後の展開は要チェックです。
現代の何気ない風習や風俗、習慣を書き留めて置くことは後に重要な歴史の資料となりえるのだろうと思います。『21世紀の資本論』を書いたピケティさんも時代の歴史データを分析するのに当時の小説に何気なく出てくる資産や所得の箇所が参考になると言ってましたしね^^
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銀の匙14』荒川弘(著)と『神さまたちの遊ぶ庭』宮下 奈都 (著)はいつもの菜の花村店長さまよりお借りしました~ありがとうございます!
『神さま~』は北海道に1年間移り住んだ一家の記録です。ちょうど長男さんが高校受験をどうするかで悩んだところで『銀の匙』のモデルとなった高校(エゾノー)が凄い人気となっているとのことも書かれていましたよ^^笑ったり泣いたり、読み進むうちにもうこの家族が親戚のように思えてきました(笑)

芸能人と文学賞』川口 則弘 (著) 内容紹介より・・・なぜ又吉直樹は芥川賞をとったのか、なぜ小泉今日子は講談社エッセイ賞を受賞したのか、なぜビートたけしも太田光も「ネタ」として「直木賞」を狙っていると言うのか。1925年、芥川龍之介の1枚の写真が「作家=芸能人」と「文学賞」の歴史を宿命づけた来年の芥川賞・直木賞は加藤ミリヤ、尾崎世界観、紗倉まな、あるいは星野源がとってもおかしくない! 文学賞80有余年「約束された」秘密の物語が今、ここに!
…と言うことでしたが、そもそも小説をあまり読まないので知っている本が少なく、かなり飛ばし読み。要するに首長や県議、はたまた国会議員になるのにアナウンサーを経ることが必須になってきたように、文学界でもタレントや芸能人経由の方が賞を狙えるという方程式が成り立っているということか!?(ちょっと違うかな?^_^;)

ブルータスは建築特集。ちょうど夏休みに地元鶴岡の新文化会館を見てきて、その建築物の仕上がりがすったもんだになっていると知りました。遠目に見ただけですが、けっこうな威圧感と、何故?と思えるような突飛なデザイン(失礼)で十分違和感がありましたが、壁面や屋根に凸凹やボコボコが酷く、作業場のような仕上がりです。設計側ではそれも意匠の内とのことですが、莫大なお金をかけているのに市民が自慢できないような建物になるのはとても残念です。さて、新文化会館は後にこのような特集があったらどんな風に評価されるのでしょうね。。。



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by kitsunekopan | 2017-09-08 20:30 | 最近読んだ本&マンガ | Comments(0)

大量でも少量でもない“中量”生産!!!最近読んだ本…『あらもの図鑑』など

荒物・・・ちょっと前の日用品や道具が好きです。『あらもの図鑑』は東京の「暮らしの道具 松野屋」の店主、松野弘さんが取り扱っている商品の紹介本です。
松野さんの言葉でハッとしたことがありました。
・・・私はつねに、大量生産品ではなく、また美術工芸品や高級品や一級品でもなく、普段使いの暮らしの道具を求めてきました。中略・・・日本の家内制手工業の形態は長い年月をかけて生まれ、そこから生み出されるあらもの雑貨は、大量でもなく少量でもない”中量”生産品といえます。そして工夫や改良を重ねて丈夫に作られ、求めやすい値段で売られてきました。
そうなんだ!自分が目指すのもこのあたり、大量生産でなく、かと言って少量の高級品でもない、値段も味も普段の生活に馴染むくらいのちょうど良さ。これはやっぱり家内制手工業的な規模ならではなのでしょうね。これが継続していける世の中であって欲しいと切に願います。

好きなことだけで生きていく』堀江貴文 (著) ホリエモンの本は(重)が図書館から借りてきていたもので、さほど読む気もなかったのですが(笑)読んでみたら、あら?言っていることがアドラーと同じ!?...後で調べてみたら堀江さんも知らなかったようですが、地で生きて来たようです。『嫌われる勇気』の著者、岸見一郎さん、古賀史健さんとの鼎談もありました→ホリエモンが共感したアドラー心理学が教える現代サバイブ術
共感した部分がありました。
・・・忙しいサラリーマンなんて「リアルタイムでの対応」を求められると苦しいはず。ちゃんとした対応をしたい案件ほど「自分の心の余裕のある時にコミュニケーションをとりたい」という気分になるものだろう。これをかたい言葉で表現すると「非同期通信がいい」ということになる。
確かにそうですね~
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「憲法改正」の真実』樋口 陽一、小林 節 (著)。『戦争の日本近現代史』加藤 陽子 (著)
こちらは火星の庭さんより紹介メールが来た中から購入。 火星の庭さんでは毎回テーマを決めて学びとディスカッションする場をスタートするそうです。安保カフェ第二期の意味もあるとのこと。
6月に行われた共謀罪法に反対する声明の様子はこちらで見ることができます→安保関連法に反対する被災三県大学教員有志の会 
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賤民にされた人びと』柳田国男。『被差別の民俗学』折口信夫。
以前、『古代から来た未来人 折口信夫』中沢新一(著)で折口と柳田の違いについて書いていたので興味深かったのですが、とても読みきれずに返却期限が来てしまいました(u_u)
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by kitsunekopan | 2017-08-12 10:07 | 最近読んだ本&マンガ | Comments(0)

最近読んだ本&マンガ 『知の発見「なぜ」を感じる力』他

写真がボケボケですが。。。上段左から、『知の発見「なぜ」を感じる力』中村桂子 (著)、もくきちさんよりお借りしました~面白い!!また後で感想など書きたいです。
モブサイコ100』ONE (著)、『響~小説家になる方法~』柳本 光晴 (著)、金曜日に(重)がTSUTAYAで借りてきてくれるのですが、この二冊が楽しみで1週間頑張れてます(^_^;) モブサイコは高校生の超能力もののギャグ漫画。ライバルのテルという高校生がある時、頭がグ~~ンと伸びた時期があって、最近髪を切った自分の縦に長い頭と重なって笑えました^^ 響の方も高校生が主役。天才的な小説を描くのですが、その内容はまったく出てこないので、いったい大多数の大人を唸らせる小説って本当にあるのだろうか?とちょっと訝しい気持ちもあります(笑)
蜜蜂と遠雷』恩田 陸 (著)、涌谷公民館にて。小説を読むのは久しぶり。まだ途中です。
下の段左より『みやぎ不思議な地名 楽しい地名』と『地名は知っていた 津波被災地を歩く 上下』はfacebookでお友達になっていただいた地名研究家の太宰幸子さん著。地名は本当に奥深くて凄い。漢字そのものの意味であることはむしろ少なく、音で残っている場合が多いのかなと思いました。
たたみかた 創刊号 (福島特集) 』こちらは菜の花村店長さんよりお借りしました。いつも私の知らない世界をおしえていただてます。30代のための社会文芸誌となっていますが、40代でも50代でも面白いし考えさせられる内容です。と言うか、若い世代の新しい世界の切り開き方が見えてきそうな予感のする内容でした。
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今夜もカネで解決だ』ジェーン・スー (著)、この本を公民館にリクエスト出すのはちょっと勇気が入りました(笑) 稼いで、疲れて、使って、稼ぐ――。著者自身が「いったい幾ら使ったんだ。」と途方に暮れるほどのマッサージ遍歴と、体を預ける一期一会のセラピストたちの心持ちや技術への感謝や敬意、同じ働く女性としての共感がこめられた、現代社会を洞察する一冊。AERA人気連載の書籍化。
...仕事のできる人に仕事は集中しちゃうんでしょうね。あちこちガタが来て接骨院や鍼灸に通うくらいしか出かけることがなくなってしまった自分にもタイムリーな内容でした。(もっとも私は保険適用の接骨院に行くことが多いので、この本のようなリッチなリラクゼーションは未体験)
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これはちょっと前に読んだ本。左はモブサイコ100。真ん中、今更の『コンビニ人間』と『嫌われる勇気』どちらも涌谷の公民館にあったもの。なんと!!!涌谷公民館は図書室を整備していたのですが、ちゃんと司書さんのいる図書館になるとのこと!!!いったいどんな(誰の?)力が働いたのでしょうか!?(笑) いや~嬉しい限りです。
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by kitsunekopan | 2017-07-06 20:02 | 最近読んだ本&マンガ | Comments(0)

最近読んだ本『日本人の意識構造』他

先日、たまたまNHK、Eテレの"100分de名著"のレヴィ=ストロース「野生の思考」の回を観ました。昨年の12月にやったようです。とても面白くて早速ムックを購入。そして30年ほど前の本(下の三冊)も引っ張り出してきて寝る前に読んでいます。チンプンカンプンだった30年前より少しは理解が進んでいるだろうか?という淡い期待を込めて(笑)
やっぱり面白いのが会田雄次著『日本人の意識構造』...「なしくずし的変化こそ日本の特質」「察しと思いやりによる相互理解」など、今も昔も変わらない日本の姿がすでに示されています。
人間って、日本人て、どんな生き物なのだろうか?そこが一番知りたいし、面白いところです。(あぁ、それにしても本がホコリ臭い...)
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by kitsunekopan | 2017-04-01 20:28 | 最近読んだ本&マンガ | Comments(0)

最近読んだ本...『顔ニモマケズ』他

ちょっと前に借りた本です。クロワッサンは菜の花村店長さんより。パンの美味しい食べ方あれこれ。
ブルータスの特集は「ZEN」...禅は相変わらず外国人に人気という印象。
『短歌ください』はダ・ヴィンチに連載中のものをまとめた3冊目。これはまさしく選者(穂村弘)へのラブレターのように感じるのは私だけだろうか?いかにも穂村さんが好きそうな言葉の選択と世界観。まあ、穂村さんが選者なのであたり前か^^
穂村さんの評がまた良くて、これが欲しいがために作者は頑張る(笑)。作者が意識しているか無意識かはわかりませんが、言葉の選択にそれがこぼれ出てしまうのでしょうかね。。
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顔ニモマケズ―どんな「見た目」でも幸せになれることを証明した9人の物語』の著者・水野敬也さんは、思春期のころ、醜形恐怖という外見への執着に悩んだ経験があり、それ以来、外見へのこだわりや劣等感は幸福を大きく左右する問題だと感じており、「見た目問題」に興味を持つようになりました。そして、NPO法人マイフェイス・マイスタイルの協力のもと、見た目に傷やアザなどの症状を持つ「見た目問題」当事者の方たちと会話を重ね、外見から生まれる仕事や恋愛の問題をどのように乗り越えていったのかを学び、その結果、彼ら・彼女らが問題を乗り越えたプロセスは、自分の外見に悩む人だけではなく人生の様々な悩みに応用できると確信したとのこと...(内容紹介より)
リンパ菅腫、網膜芽細胞腫、口唇口蓋裂、アルビノといった、疾患が元で見た目に問題を抱える、当事者9名に対するインタビューです。
単なる克服本ではなく、今もこれからも悩みながら生きて行くであろうと語るそれぞれの人の言葉には、すべての人にも共通する普遍的な、でも見落しがちな何かを気づかせてくれる力があると感じました。



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by kitsunekopan | 2017-03-26 20:45 | 最近読んだ本&マンガ | Comments(0)